とぶ

とぶ
I
とぶ【跳ぶ】
〔「飛ぶ」と同源〕
人や動物が足で地面をけって空中にはね上がる。 跳躍する。 また, そうして物の上を越える。

「バッタがぴょんと~・ぶ」「二メートルのバーを~・ぶ」「向こう岸へ~・ぶ」

‖可能‖ とべる
II
とぶ【飛ぶ】
(1)空中に浮かんで移動する。

「鳥が空を~・ぶ」「風で花粉が~・ぶ」

(2)空中を勢いよく動く。 空を切って行く。

「ボールが~・ぶ」「弾丸が~・んでくる」

(3)はねて散る。

「しぶきが~・ぶ」「火花が~・ぶ」

(4)ある場所へ飛行機に乗って行く。

「あすはソウルに~・ぶ」

(5)ある場所へ大急ぎで行く。 急行する。

「知らせをくれればいつでも~・んで行くよ」「地震発生後, すぐに現地に~・んだ」「ベンチから伝令が~・ぶ」

(6)遠くへ逃げる。 高飛びをする。

「犯人は香港へ~・んだ」

(7)あいだが抜けて先へ進む。 また, 次に移る。

「この本は一六ページ~・んでいる」「話があっちこっち~・ぶ」

(8)不意に打撃が加えられる。

「いきなりげんこつが~・んできた」

(9)大声で言葉が発せられる。

「怒声が~・ぶ」「野次が~・ぶ」

(10)指令が伝えられる。 また, うわさ・デマなどが世間に広まる。

「スト解除の指令が~・んだ」「怪情報が乱れ~・んでいる」

(11)つながっていたものが急に離れる。 切れる。

「ヒューズが~・んだ」「首が~・ぶ(=免職ニナル)」

(12)消えてなくなる。

「アルコール分が~・ぶ」

(13)常識からかけ離れている。

「一足~・んだる作意もをかし/貝おほひ」

〔「飛ばす」に対する自動詞〕
‖可能‖ とべる
︱慣用︱ 笠の台が~/鳴かず飛ばず・吹けば飛ぶよう
飛んで火に入(イ)る夏の虫
〔明かりにつられて飛んで来た夏の夜の虫が火に触れて焼け死ぬことから〕
それと気づかずに, また, 自ら進んで危険に飛び込むことのたとえ。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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